博物館探訪-神代植物公園
最近パワースポットとして注目を集める深大寺にもほど近い『神代植物公園』。
梅やバラなど約4,800種類の花木と、サボテンやベゴニアなどが見られる巨大な温室を有した植物公園です。
園内は、植物種別で30に分かれたブロックが形成され、季節ごとの草花を楽しみながら散策できるようになっています。
広ーいです!
でもベンチや芝生など、のんびり休める場所も用意されているので、お天気がよければお弁当持参で行くのもいいかと
↑全然知らないひと達だけど、なんかいい絵面だったので撮っちゃった
正門のすぐ脇で、こんなものも展示されていました。↓
石付き盆栽?とかいうものらしいです。
……と、公園としてだけでも充分楽しめちゃうのですが、やはり醍醐味は巨大温室!
何が凄いって、ともかく本当に巨大です
こちらも、『熱帯花木』『ラン』『ベゴニア』『熱帯スイレン』『小笠原植物』『乾燥地植物』の6エリアに分かれています。
はっきりテーマ分けされているので、各部屋まるで違った景観を楽しめるのが大きな魅力
↑おや、これは……前に三陽メディアフラワーミュージアムの温室で見かけて、面白いけど名前の判らなかった木では……っ!
『マルハチ』いうそうです。
名前まで面白い
ここでもヒスイカズラが見頃に
↑そして注目は、これ!
植物の一部が動物に似ているよ!っていうワッペンのついたものがちらほら……。
写真のものは「葉っぱがトナカイの角に似てない!?」ってことらしいです(笑)
この他にも動物ワッペンのついた植物がいくつかありましたので、そんなのを探しながら歩いてみるのも楽しいと思います
こうしたワッペンを含め、例えば宗教上重要とされる樹木を集めたコーナーとか、日陰を好む植物コーナーとか、その植物の性格別にまとめた展示もあったりして、見学者の興味を引く工夫が多く見られました。
展示資料の多い施設って管理が難しくて、名札がどっか飛んじゃったり、雑多な陳列状態にどうしてもなりがちなのですが……ここの学芸員さん、偉いな!(笑)
ランの部屋。
ここでも学芸員さん、頑張ってます
↑花の中心部がジュゴンに……見える?
↑葉の下にある花(?)がタランチュラに見える……??
……かどうかは別として、こうしたワンポイント解説を加えることで、少なくとも見学者はその資料の前を素通りしなくなります。
しかも、ボードがポップなつくりになっていてキャッチ―です(笑)
博物館の使命のひとつは、資料をじかに見ることで新たな知識や好奇心を与えることですので、それに則したいい取り組みだと思います。
ベゴニアルーム
今までベゴニアを意識して見たことはなかったのですが、色や形がこんなに違う……!
原種ベゴニアは現在すでに2000種ほどあるそうですが、実は見つかっていないだけでもっと多くの種類があると言われているらしいです。
ランにも同様のことが言えるとか。
それでこの温室、ランとベゴニアをわざわざ独立で扱っているのかもしれませんね。
単なる資料展示だけでなく、こういうアーティスティックな展示を混ぜてくるあたりがまたニクイ
学習施設であると同時に、レクリエーション施設でもある。
そのバランスが非常によく取れているのが素晴らしい!
↑水やり中の職員さん?
も、もしかしてこのひとが、あの動物ワッペンとかつくった学芸員さん……!??
乾燥地植物室。↓
やばい、私の大好きなラブリー多肉植物がいっぱい……!!
くは……っ
という感じで、本当に充実の内容でした(^^)
が。
温室という名のとおり、中は蒸し暑い!
最近はエアコンの効いた温室も多いので忘れていましたが、そうだよ、温室って本来こういうものだったよ
ランとベゴニア室は涼しかったのですが、他の部屋はまさに熱帯雨林
私は途中で、何度か気が遠くなりました(^^;)
訪れる際は、体調管理にお気をつけくださいね!
最後に。
春の神代植物公園は、バラ園としても有名です。
今月31日まで『バラフェスタ』を開催中
私はフェスタ前に訪れたのですが、結構バラ園、もう見頃になっていました。
これまたひと口にバラといえども、色、柄、かたち、千差万別のバラ達が咲き誇っていますので、きっとお気に入りの1本が見つかるハズ
気になった方は、ぜひこの機会に訪れてみてくださいね!
あと、園内で売っているバラソフトクリーム、ほんわりバラが薫ってデリシャスですよ
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