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カテゴリー「アニメ・コミック」の記事

今、モーニングが熱い!?

最近なんだかアニメ・コミックのカテゴリーばかり書いているような気もしますが

ひとに勧められ、すんげー面白い漫画と出会っちゃったので書かずにはおれませんのよ(笑

 

『GIANT KILLING』

 

サッカー漫画です。

えーと、私はサッカー、実はよく判りません(汗

「オフサイドってナニ??」くらいの勢いです(汗汗

でも、そんな私でも楽しめる、この漫画すげーよ!

お話は、才能があったにも関わらず何かの事情で若くして現役を退いたサッカー選手が、弱小チームの監督になって、選手やサポーターとの軋轢や邂逅を経ながらのし上がっていくという、スポ根+サクセスストーリーな感じです。

で、これ、なんでサッカーをよく判らない私が読んでも面白いのかと言うと、ともかく主要キャラがそれぞれもの凄くキャラ立ちしてるんですよ。

主役の監督は、見た目いいかげんで大口叩くけど肝心なことは喋らなくて、何考えてるのかよく判らない人物。普段あんまり感情を表に出すこともないし、ひとから(選手から?)誤解されることも多いのですが、実は寝る間も惜しんで対戦チームの弱点を研究してたり、選手ひとりひとりの個性を鋭く見抜いてたりする、かなりのサッカー馬鹿。いつも飄々としてるだけに、ゴールが決まって腹の底から歓声を上げたりするシーンを見せられると、もう胸きゅんっすよや、私今かなりこのひとにめろめろざんす(笑

で、主要選手も個性豊か。

やる気なさそーで常にゴーイングマイウェイなくせに決める時は決めちゃうゲームメーカー、その名も(通称)王子。

弱体化して選手がぼろぼろ抜けていく中、チームを支え続けた不屈のキャプテン。

短気で単細胞だけど、闘争心と気迫でゴール前を守るディフェンダーとか、すば抜けた才能の持ち主なくせにちょっとプレッシャーかけられただけで泣きべそかいちゃうチキン野郎などなど。カラーの濃い順に並べてみましたが、こんなひと達と監督の人間模様がよく描けてるんですよ。

もちろん試合の描写も素晴らしい。臨場感があって、本当に手に汗握っちゃいます。

現在週刊モーニングで連載中。コミックスは5巻まで出ています。

Giant killing(01) Giant killing(01)

販売元:楽天ブックス
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Giant killing(02)

Giant killing(03)

Giant killing(04)

Giant killing(05)

で、もひとつ、別の友人から勧められて読んだ漫画、これも面白いです。

 

『かぶく者』

 

その名の通り、歌舞伎がテーマになっています。

型破りの歌舞伎役者の成長と、ライバルになる名門御曹司との愛憎(?)物語です。

これは、読むと歌舞伎を観たくなるかなー。

伝統と観客のニーズとをどう折り合わせるのかとか、結構深いです。

こちらは2巻までコミックスが出ています。

かぶく者 1 (1) (モーニングKC) Book かぶく者 1 (1) (モーニングKC)

著者:たなか 亜希夫,デビッド・宮原
販売元:講談社
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かぶく者 2 (2) (モーニングKC)

 

……って、これどっちもモーニング掲載じゃん。

なに、今モーニングがアツイのか!?

とか思って、つい雑誌を買ってしまいました

んが、そんなことはなかったもよう。。。

やはり続きものの途中の十数頁だけ読んでも、熱くはなれなかった……ちぇ。

コミックスが出るの待とーっと。

妹萌え

基本的には姉×弟属性のワタクシですが、、、ミーナ可愛い~~~~~

 

……って、なんの話かっつーと、『世界名作劇場』

いや、今『ポルフィの長い旅』ちゃらいうアニメが放映されているのですが、主役の男の子ポルフィと妹ミーナの絡みが……たまらんのよ

いえ、もちろん『名作劇場』ですので、お話はしっかりしてますよ。

別にオタク向けなわけじゃないです(汗 

そこがまたボンノー……

 

毎週日曜の19:30からBSフジで、土曜19:00からアニマックスで観られますので、妹属性のアナタ! そうでないアナタも、ぜひ1度ご覧になってみて、私と一緒にダメな大人街道を突き進みましょう!

ビバ! アニオタ!!(←ちょっとヤケ)

はみだしてますか?

最近マンガも読んでねーなぁ。

――ってことで、にわかに家の蔵書をあさってみている今日この頃。
取り出しましたは三原順さん作『はみだしっ子』。
どんな話かって言うと、親に虐待されたりなんだりして家出した4人の子供が出会い、寄り添い合って、自分を受け入れてくれる場所を探すために旅をする……と言う、なんかこうして文章にしてみると「ださっ!」って感じのお話なんですが、このマンガ何が面白いって、主役の4人がもの凄くキャラ立ちしてるんです。

簡単にご紹介してみると、まずグレアム。
4人のリーダー格で、常に冷静沈着、まじめかつ物静かで、一見すると優等生。でも基本的にものの考え方が後ろ向きで、精神的にはあまり強くないもよう。
とある有名ピアニストの一人息子で、自らもピアニストになるべく幼い頃から厳しく育てられている。
でもってこのピアニストのとーちゃんがキョーレツな性格で、グレアムが犬と遊んでばかりいてピアノの練習をサボっていたと知るや、ステッキで犬を殴り殺してしまうほど。
そのとき犬を庇ったグレアムの右目をステッキがかすり、彼は失明。
そんな旦那に耐えきれず、かーちゃん失踪。
近所に住んでいるかーちゃんの兄嫁である伯母に可愛がられてなんとか成長しますが、もともと病弱だった伯母はある日病床に。
そんな彼女にとーちゃん一言、「あんたが死んだら右目をくれ」。
で、その伯母さんも「グレアムに右目をあげてね」と遺書を残して手首を切ってしまうという、壮絶なようなちょいと陳腐なような過去の持ち主です。

お次がアンジー。
この子はさる有名女優が無名の頃に生んだ私生児で、小さい頃から親戚の家に預けられ、たまに会いに来るお母さんを待ち侘びる日々。
ところがある日小児麻痺で右足が動かなくなってしまう。
そんな彼を「お荷物だ」と母親が話しているのを聞いてしまい家出……と言う、こちらも改めて書いてみるとチープな生い立ちなんですが、4人の中では私は一番この子が好きかなー。
いつもフリフリヒラヒラのお洋服や羽根帽子なんかをつけているハンサムさんで、性格は意地っ張りで皮肉屋。反面、神経細やかで面倒見のいいひとです。手先が器用で、お絵描きお料理はお手のもの。音痴なのが玉に瑕でしょうか。

2人よりも3歳下の年少組にあたるのがサーニンとマックスの2人。
サーニンは無口で元気な野生児で、動物好きです。嘘のつけない性格で、度胸も行動力もある男気溢れる少年です。
ロシア人のひいじいさんとイギリス人の両親と共に暮らしていましたが、ことあるごとにひいじいさんとお父さんが衝突。その軋轢に耐えられなかったお母さんはノイローゼで死亡。そのショックで口をきけなくなってしまったサーニンは父親の手で地下室に閉じ込められ、偶然通りかかったアンジーに助け出された、という設定。
そんな経緯があるので、アンジーとサーニンの人間関係というのも結構面白いものがあるのですが。

で、最後がマックス。
この子は実の父親に絞殺されそうになって家出した……んだっけかな? ま、ぶっちゃけコイツのことは私はあんまり興味ないんですが(酷い(^^;)

そんな4人が、旅の途中でいろんなひとと巡り合っては訣別しーを繰り返していくんですが、私の凄く好きなシーンはコレ↓

グレアムのとーちゃんが癌で倒れ、彼だけ実家に帰ったときのお話。
グレアムは20歳になったらとーちゃんを殺そうと思っていたので、それよりも先に病気で死んでいく父親を複雑な思いで見守ります。
しかも、とーちゃんは過去の非情な自分を忘れ去ったかのように穏やかになっていて、グレアム以外の周囲のひととも和解している。
そんな彼が、グレアムに「5歳のときに花びんを割っただろう? 許して逝ってやりたいから告白してしまえ」と言います。
でも、その花びんはグレアムが見つけたときにはもう割れていたものなので、彼は「ボクじゃない」と答えます。
周囲のひとは、今さら誰が犯人かなどは問題じゃないから、とーちゃんがそれで気が済むなら謝ってやれと言いますが、グレアムは結局最後まで謝りません。
そして、とーちゃんの死後、一服盛られた彼は、知らないうちに失明していた右目にとーちゃんの角膜を移植されてしまいます。
その包帯が取れる頃、迎えにきたアンジー達にグレアムは「それでも……ボクは割らなかった」と呟きます。
それに対してアンジーが答えたのは「ふうん……」の一言なんですよ。
この「ふうん……」。
これ、なかなか言えないよね。
こういうときって、人間やっぱり自分の好奇心を優先させてしまいがちじゃないですか?
たぶん「なんの話?」って説明を求めてしまうと思うんですよ。
なんかこの「ふうん……」に、アンジーの人間性と、アンジー&グレアムの関係性が凝縮されているみたいで、もの凄く好きなんですよねー。

……ここまで長々書いたので、よく皆さんがやっているアファリエイトちゅうやつを私も初挑戦です。

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著者:三原 順
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ちなみに、このマンガ、はっきり言って絵は添え物なので、読むのに時間がかかります(^^;)私が持っているのはコミック版ですが、今発売されているのは文庫版のようです。んー……さらに字が細かくなるのかー……(^^;)
あと、味が出てくるのは3巻以降(と私は思っている)なので、短気なひとにはお勧めできないかもー(汗