最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 博物館探訪欄外-横浜人形の家『シルバニアファミリー×ドールハウス展』 | トップページ | 博物館探訪-民音音楽博物館 »

博物館探訪-江戸東京たてもの園・賀正

今年もいくつかの博物館は2日から開館!

働いているひとは大変だけど、博物館ファンとしては嬉しいです(^^)

とゆーワケで、江戸東京たてもの園江戸の正月を楽しもう』に行ってきました。

Dscf2766  

 

実は子供の頃に何度か行ったことがあるのと……さほどの施設じゃなかったという記憶に基き(^^;)、昼頃にだらだら出かけたのですが。

すみません面白いです、そしてしっかり見て回ると結構1日かかりますsweat01

江戸太神楽などのイベントを見るのに時間を取ってしまったということもありますが、でもせっかくだから見たいし!(笑)

おかげで今回すべての建物展示を回りきることはできませんでした。不覚……!bearing

 

武蔵野の歴史をテーマとした『武蔵野郷土館』を前身に開館した江戸東京たてもの園は、東京(江戸)の歴史や風俗が垣間見られる歴史資料的建造物の保存・展示を目的とした博物館だそうです。

建物を復元移築した野外展示のほかに、縄文土器や民具などがビジターセンター内に展示されています。

Dscf2818 Dscf2820

 

Dscf2794

中原遺跡出土の『装飾把手付土器』(縄文時代中期)

Dscf2806

観音塚古墳出土の『埴輪(靫片)』(古墳時代)

 

……で、中原遺跡ってどこ!?

長野とか福岡とか、あちこちにあるんですけど??

武蔵野と言うと埼玉南部から府中の辺りを指すことが多いので、その辺りの遺跡のはずですが……????

と思いつつ進んだら、展示室の真ん中辺りの壁に ↓

Dscf2796_2 Dscf2804_2

遅ぇよ。その上いちいち対応させながら見なきゃならんのかgawk

しかもわりと千葉県やら山梨県やら、広範囲から資料収集しているようだし。

せめて都道府県名くらいは名札に記載してほしいです(^^;)

 

Dscf2801 Dscf2802

↑青梅市喜代沢遺跡から出土した耳飾り(縄文時代後期)

ちなみに、こうやって使ったらしい。↓

Dscf2798 Dscf2799

……って、あまりにざっくりした装着例で結局よく判らんのですが(^^;)

この資料だと耳朶を挟んでつけてますが……一般的には、耳飾りには玦(けつ)状と栓状があって、写真のタイプは栓状なので、耳朶に穴をあけて嵌め込んでいたとされています。

アフリカの一部部族でも見られる装着法ですが……それとは違うのかな?

基本的にどの展示資料にもあまり詳しい解説がなかったので、このへん改善されると見学後の満足度が違うのになぁ、と思いました(^^;)

 

Dscf2813 Dscf2812

↑港区長谷寺に伝わる夜叉神堂鬼面と、台東区に伝わる今戸土人形。

Dscf2815

↑亀戸天神『鷽(うそ)』。

鷽ってなんじゃ?と思って調べてみたら、日本海沿岸に生息するスズメ科の鳥で、「鷽」と「學」の字が似ていることから学問の神・天神社のマスコット(?)になってるんだとか。

Dscf2816

↑江戸時代から雑司ヶ谷の鬼子母神土産としてつくられていた『すすきみみずく』。

名前のとおりススキでできているらしい。

カワイイheart04

 

Dscf2807 Dscf2809

『マユカキ』と『くるり棒』。

マユカキは繭の周りにくっついた毛羽(繭糸)を除去する機械。

くるり棒は、柄を持って打撃部を回転させ、打ちつけることで脱穀する道具……?

こういった昔の民具は、文字で用途を説明されても判りづらいものも多いので、使い方のイラストなどがあると嬉しいかなcoldsweats01

 

……といった具合に、正直展示室についてはいろいろ気になる部分が多かったのですが(sweat01)、ここのメインは野外展示の方ですので、まあこんなものかもな、という感じです(笑

 

野外展示は東、西、センターゾーンの3エリアに分かれ、現在30棟の家屋と灯籠や都電車輌などの屋外展示物が配置されています。

Dscf2765

東ゾーンには、主に明治以降に建てられた商家や問屋、銭湯などが復元されています。

建造物だけでなく商品なども一緒に展示することで、当時の下町風情を体感できるようなつくりになっています。

Dscf2774 Dscf2777

花市生花店。

昭和初期に建てられた看板建築。

看板建築ちゅうのは、2~3階建ての木造建築の正面だけを銅板やモルタル、タイルなどの耐火素材で覆った装飾的な住商兼用町家の一形式を言うのだそうです。

関東大震災からの復興期に多く建てられた形式なのだとか。

 

Dscf2770 Dscf2769

植村邸。

1階の銅板部分に、戦時下の空襲で受けた疵が残っています。

 

Dscf2775 Dscf2778 Dscf2779 Dscf2780

武居三省堂。

明治初期創業の文具店で、「さんしょうどう」と読むようです。

店内に墨や筆が所狭しと並べられていて、ちょっと萌えheart04(笑

 

Dscf2787 Dscf2782

大正時代に建てられた和傘問屋さん。

内部は昭和初期の問屋の店先を再現しているそうです。

和傘の製作過程を示した人形が展示されています。

 

Dscf2776 路地裏。

Dscf2788 Dscf2789 皇居正門石橋にあったらしい電燈。

 

西ゾーン。

Dscf2830 Dscf2828

多摩川崖線上にあった農家。江戸時代中期頃の建築らしいです。

この西ゾーンでは、江戸時代から昭和初期までに建てられた様々な建築様式の住宅を一度に見られます。

それぞれ特徴のある家を、外観だけでなく内部に上がって見学できるので、建築に興味のある方なら相当楽しいと思います(^^)

 

Dscf2831

江戸時代に野崎村(現在の三鷹市野崎)の名主を務めた吉野家の住宅。

Dscf2833 Dscf2834 Dscf2835 Dscf2836

Dscf2838 Dscf2839 Dscf2840

床の間の横に出窓状の障子窓が付属した付書院や、欄間の彫刻までが洗練されていて美しいshine

 

Dscf2841 Dscf2842_2

三井財閥を築いた三井総領家の10代当主・八郎右衛門邸。

正月飾りがついているのが期間限定っぽくていいですねhappy01

昭和27年建築の母屋に明治30年頃につくられた客間と食堂が復元されているそうです。↓

Dscf2861 Dscf2862 Dscf2866 Dscf2867 Dscf2868

入ってすぐの部屋に、かつて神奈川県の大磯城山にあった三井家別邸『城山荘』の写真資料などが展示されていましたが……

Dscf2846

見えるかな~?sweat01

ほとんど神棚か!?みたいにデコラティブな部屋……生活できんのか、これ??coldsweats02

Dscf2855 Dscf2853

↑長持と箪笥。

3階まで見学できますが、昔の建物なので階段は急です(汗

Dscf2852

ただ、脚の不自由な方用にエレベーターも設置されています。

Dscf2860

……この辺は、資料の原型を重視するか展示公開機能の充実を重視するかで意見が分かれる点なわけですが、さりげなく、資料の全体像を損なうことなく設置されているところが、私的には好印象でした(^^)

 

Dscf2881 Dscf2882

大正14年田園調布に建てられた全室洋間の家。

淡いクリーム色の壁と大きな窓がカワイイお家ですheart04

Dscf2884 Dscf2885 Dscf2883

 

Dscf2879

内務省の立てた都市計画を元に東武鉄道が開発した住宅地・常盤台に、昭和12年に建設された写真場。

「住みやすい、環境のよい、健康住宅地」をキャッチコピーに売り出された常盤台宅地は、当時では先進的だった水道が引かれ、遊歩道や公園、商店街などが計画的に配置された理想的な住宅街だったそうです。

2階は撮影室、1階が住居になっていて、壁際にカウンターのようなものが並んだ部屋が実は子供たちの勉強部屋なのだとか。

エデュケーターさんによると、娘が5人息子が1人(人数違ったかもsweat02)の大家族だったらしく、勉強机が3つしかなくても年齢差で使う人間がローテーションしていったため間に合っていたようだ、という話でした。

ある意味とても合理的coldsweats01

撮影室は、北側に設置されたほぼ天井までぶち抜きの大きな窓から採光し、天井は屋根の傾斜をそのまま利用して傾斜させ、さらに天井と壁の接合部になだらかな弧をつくることで、撮影に最適な照度を得られる工夫がされているそうです。

Dscf2876 Dscf2875 Dscf2872 Dscf2874

頼めば自分のスマホなどで記念撮影もしてもらえるようですよ。

「どんなカメラで誰が撮っても、意外といい写真になります(笑)」とエデュケーターさんがおっしゃってましたhappy01

そう言えば、私はこの家でしかエデュケーターさんを見かけなかったのですが、やっぱりこういう説明をしてくれるひとがいた方が、実りの多い見学になりますね。

一応、毎月第4土曜日の14:30から学芸員による園内解説案内をしているそうなので、時間の合う方はこういうのを利用されると楽しいかと思います(^^)

 

他にデ・ラランデ邸という洋館もあるのですが、私が訪れた時は修復中で見られませんでした。残念despair

そして日が暮れ、寒さに耐えきれず、今日の見学をここで打ち切りました。

真冬の野外博物館はキツイな……(^^;)

結局センターゾーンは展示室以外まったく見学できなかったのですが、あきる野市から移築した瀬戸岡1号墳や御殿山遺跡敷石住居址なんかがあるみたいです。

本当に、武蔵野とその近隣の太古から昭和初期までの歴史を、園内にぎゅっ!と詰め込んでるんですね。

ひとつ地域の時間の流れをつぶさに見られるというのが郷土資料館の魅力ですが、そういう意味では、大変広域ながら確かにここは郷土資料館なのだと思いますconfident

深川江戸資料館と同様に利用の仕方で入館料400円が高いか安いか印象に差が出そうですが、明日明後日はクーポンゲットで割り引きになるみたいですよ。

獅子舞や雅楽演奏、コマの絵付けなどお正月らしいイベントもあるようなので、この機会にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?dog

 

ちなみに見そびれたセンターゾーンの旧自証院霊屋。

ビジターセンターに模型が置いてありましたheart01

Dscf2825 Dscf2827

日吉造(?)美しい~~shineshine

« 博物館探訪欄外-横浜人形の家『シルバニアファミリー×ドールハウス展』 | トップページ | 博物館探訪-民音音楽博物館 »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/180345/72617138

この記事へのトラックバック一覧です: 博物館探訪-江戸東京たてもの園・賀正:

« 博物館探訪欄外-横浜人形の家『シルバニアファミリー×ドールハウス展』 | トップページ | 博物館探訪-民音音楽博物館 »