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2015年7月

熱中症か、知恵熱か……?

なんだかしゃっきりしないのよね~……などと思っているうちに早7月!

ぼんやりしたまま大阪まで学芸員実習に行ってまいりましたrun

 

実は5月に実習用のガイダンスを受けた時には、「ちょっと自信ないなぁ……」とか思って、結構寸前まで行くのやめようかな、と迷ったりしていたのですが。

行ってみたらばなんてこともなく、今までの大学スクーリングとたいして変わらないじゃん、という感じでした(^^;)

一応この実習を終えて、残っている科目試験にパスすれば、学芸員資格が取れてしまうというオソロシサ!

私、掛け軸巻けないのに……っ!(>_<;)

……と言っても、資格取得した後に実際に学芸員として就職できるのは1%くらいだそうですので、ぜんぜん心配要らないっすね┐(´д`)┌

 

それはさておき。

実務的なことはあまり実習できなかったのですが、学芸員さんや博物館の副館長さんなどから現場のナマの声を聞けたのは、大変貴重な体験でした。

今回、5日間で3館の博物館を回りましたが、いずれの館でも、逼迫した財政状態と、煩雑な業務に忙殺されて研究業務が疎かになってしまう学芸員の実態を切々と訴えられ……。

噂には聞いてましたが、本当にそうなんだなぁ、と改めて考えさせられましたよthink

 

特に最後に伺った館では、予算の関係で業務の多くをボランティアさんに頼っているとか。

もちろん正規職員さんも薄給だと言っていたし、館長さんに至ってはほぼ無給みたいな話で。多くの人員を雇う余裕はまったくないわけだ。

市民の博物館へのかかわり方として『ボランティアの実践』というのはとても意義があると思うけど、でも館の側がそれを労働力としてあてにせざるを得ない状況というのはいかがなものなんだろうか……。

ひとびとの善意と学芸員の情熱(使命感?)でなんとか運営しているような状態が、もし永遠に続くのだとしたら。

努力と能力と労働力に相応しい対価を得られない環境で、ひとはどれだけモチベーションを維持し続けられるんだろう?

『ひとびとが生涯のいつでも自由に学ぶ機会を得られて、その成果が適切に評価される』のが生涯学習社会なんだと教科書に書いてあったぞ。

その生涯学習社会を推進する要となるべき博物館が、理想を実践できてないじゃん。

実習の面倒を見てくださった学芸員さんが、なにを訊かれてもスラッと華麗に答えられる優秀な(それ以上に、たぶん自分でなにからなにまでやってるから知っているということかもしれないけど)かただっただけに、本当にこのままでいいのか?ともやもやしてしまいました。

正しく評価された報酬が得られないことで、多くの優秀な科学者や技術者が外国に流れてしまったとかいうニュースもかつて取り沙汰されましたが、好きでやってるのだからお金じゃなくて心の充足があればいいんでしょ、みたいな風潮が『学問なんて金持ちの道楽』という印象を社会に与えてしまうのではないかと。

ひとはパンのみで生きるわけではないですが、パンがなければ生きられないのだよ。

子育て給付金もたいせつかもしれませんが、子供達の校外学習に貢献している博物館に、も少し予算を振ってほしいもんだなぁと思ったりしました。

 

ただ、きちんと機能できていない館に血税を注がれるのは私だって嫌だし。

やたらな博物館が少なからずあるのも事実だろうし。

もっと言えば、博物館が研究機関である必要はあるんだろうか、とか、『博物館とはなにか』を規定した法律にまで疑問を覚え始めてしまったり。

博物館業界というものを、もう一度根本から考え直したほうがいいんじゃないだろうかとか、素人ながらいろいろ問題提起を迫られ。

猛暑の中で普段使わない脳みそを働かせたせいか、ただ今ちょっぴり発熱中ですcoldsweats01

 

まあ、そんなこんなで、結構ハードな5日間でありました。

でも実習の後に1日フリーで滞在していたので、通天閣にのぼったり四天王寺に行ったりと、そこそこ大阪を堪能してきましたよup

旅行の話はまた改めて!

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