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2013年5月

博物館探訪-国宝・大神社展

というワケで、行ってまいりました上野・東京国立博物館

私、科学博物館の方は好きで去年も何度か行きましたが、ただの博物館はもうずいぶん昔(たぶんツタンカーメンが来た時?)に一度行ったきりかも。

うーん、さすが国立、敷地広~い! 建物もレトロな彫刻が壁などに見受けられていい感じですvv

 

『大神社展』は平成館という建物で開催されていました。

この大神社展、『大』だけ文字色を違えてあるのは、某神社から社名と紛らわしいのでやめてくれというクレームがあったからとかなかったからだとか(笑

それはともかく、とりあえず観てきた感想をば、ざっと……。

 

会場内はいくつかの部屋に分かれていて、それぞれ古神宝、書や絵巻、神社伝来の宝物、神像など、カテゴリ別に纏められています。

神さまの衣装や身の回りの調度などを社殿に収めたものを『神宝』と呼ぶそうなのですが、それが古くなって下げられると『古神宝』になるんだとか。

結構普通に神社へ参拝しただけでは観ることのできないものなども展示されていたようで、貴重な機会を提供していただけたのではないかと思います。

期間によって展示品に若干の差異があるらしいのですが、私が行った時には石上神宮の七支刀が公開されていて、すっげー間近で観られちゃいました(^^)

その他、甲冑なども展示されていて、これがまたさすが神に奉納されたものだからなのか、非常に美しい!

私いろんなところで日本の甲冑観てますが、こんなに美しいと感じたのは初めてかも。とゆーか、明るい場所で前後左右回りこんで観られるという展示法が私は初めてだったのかもしれないです。結構横腹のあたりの帯(?)に細かい細工がついていたりして、おー、職人のセンスが光っとる!という感じでした(笑

全体的に展示は観やすかったです。私が行った時にはそんなに混んでもいなかったので、じっくりまったり観たいものを観て来られました。

が。

なんかこう……イマイチおもしろみに欠けていた気がするのは何故なんだろう(^^;)

一番大きいのは、たぶん博物館側のスタンスが、あくまで展示品を美術品として扱っているところなんじゃないかと思います。

いや、もちろんどの品も美術的な価値のあるものだろうし、実際刺繍の入った着物や螺鈿細工など、本当に美しかった。

でも、こう言っちゃなんですが、特に神像なんて、仏像と比べちゃうとかなり見劣りしちゃうと言うか(汗

大陸の高度な技術に対して和の素朴さ、みたいな?

芸術作品として「おお!」と目を瞠るようなものは少なかったんですよね。

であれば、むしろ私はカテゴリ別の展示よりも神社別の展示にした方がおもしろかったのではないかと思ったりしてます。

宗教美術って、そこにひとびとの信仰心が含まれることでより価値を上げるものだと思うんですよね。

例えば布や紙など、劣化しやすいものをたいせつに守り伝えてきた神社さんの「気持ち」の部分に、私なんかはちょっと感動しちゃったりもするわけですよ(笑

今回の企画展にはそういう部分が欠けていたかな、と。

品物の来歴などはもちろんしっかりと説明書きがありましたが、それを奉納された神さまの性格などが判らない。神社名は記載があっても、その神社がどういう神社なのかが観ている側には理解できない。

「気持ち」によって作られ、守り伝えられてきた品物なので、もっとその「気持ち」の部分が見学者にも判るような工夫が欲しかったです。

例えばカテゴリ別に部屋を分けるより、北海道から東北、関東、関西、などと地域別にして、床に当該エリアの地図でも描いて「○○神社ココ!」みたいな印でもつけてくれればもっと盛り上がれたんじゃないかと。あれ、私だけかな?(^^;)

あと、前を歩いていたおばさまが、展示品がなんであるかの説明はあっても、どこにどう付けられるものなのか、どう使うものなのかが素人には判らないわね、イラストでも付けてくれればいいのに、と零していたのが印象的でした。このへん、やっぱり観る側の立場に立って展示するって大事だよね(^^;)

 

まあ、そんなこんななのですが、貴重な品物を観られるというだけでも興味のある方には充分意義があると思います。

展示会は6/2まで。

今は上野公園も新緑が綺麗ですし、気になった方はぜひ足を運ばれてみてはいかかでしょうか?

 

ちなみに。

お土産屋さんで見つけた逸品――『神社エール』。

こういうセンス、私は好きですよ!(笑

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