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美しいは気持ちいい

ここんところどうもしゃっきりしないと思ったら……

私、『綺麗』が足りてない!?

耽美欠乏症だっ!!

 

 

ということで、急遽行ってまいりました、全生庵。

8月の全生庵と言えばご存知の方もいらっしゃいましょうが、そう……幽霊画ですな。

「何故そこで死人!?」と思われるかも知れませんが、いやいや、いかにも陰惨で醜い事象さえも美しくしてしまうのが『耽美』ですので、間違ってませんのよ(笑)

 

そんなワケで、いそいそと日暮里駅に降り立ったワタクシ。

……えーと、全生庵、場所判りづらいです(汗)

方向音痴の私は思いきり道に迷い、辿り着いたときには汗だくだくでした

でもいいや、谷中の町はそれはそれで楽しかったです。

今は要らないけどハンバーグ1個80円かぁ……なんて横目で見つつ、なんとかお寺に到着。

Zensyo Zensyo02

このお寺に収蔵されている幽霊画は、落語家の三遊亭円朝さんが集めたものだそうです。

コレクションの中身は http://www.theway.jp/zen/yuureiga_goaisatsu.html で観られます。

 

結構絵の描かれた時代が江戸後期から明治あたり?と近代だからか、幽霊の顔にも洋風の陰影がつけられていて立体的です。

そのせいか、意外と幽霊達が生き生きしちゃってるんですよね。

そこにいるのだ、という強い意志を持ってそこに存在しているというか。

もっとも化けて出るほどこの世が好きなひと達の絵ですしね(^^;)

また、絵を生業にしているひとのものではなく、たぶん多少の絵心あるひとが手慰みで描いちゃいました的な作品も多く、正直ヘタクソだったりもするのですが……それが却って卑近な感じで、迫ってくるような印象を持ちました。

私のお気に入りは渡辺省亭さんの『幽女図』。

これが一番幽けく儚げな幽霊らしい絵だと思いました。掛け軸の表具も地が水色に草花の絵をあしらっていて、涼やかな感じです。

歌川広重の『瞽女の幽霊』は、水の上を片方白目を剥いた女が渡っていく絵なのですが、進むのだ、というはっきりした意志が感じられて、結構怖いです(^^;)解説では水の先に浄土がある……ということでした。

『環魂香』という絵も好きかなー。

これ、掛け軸の表具と絵がベストマッチでした。地に金糸の花々が刺繍されていて、それが幽霊が向かおうとしている極楽浄土をうまく表現しているようでした。

あと面白かったのは、『怪談乳房榎図』。

血塗れの男が乳呑み児を抱いている絵なんですが、なんかゲームCGみたいです(^^;)

同じく『雨中幽霊図』も、なんか画面の処理のしかたがマンガっぽいです(笑)

 

ということで、結構ひとりでぶらりと訪ねても楽しめますよ。

展示は8月31日までですので、ご興味のある方はぜひどうぞ。

 

……一応購入した図録には、展示会では全部の幽霊画を公開していると書かれているのですが、ん? 明らかに初めて観る絵が図録に載ってるなぁ……。

私が観たのは一部屋だけなのですが、もしかしたら奥にもう一部屋くらい展示室があったのかもしれません……がく

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