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2006年7月

古来からの習俗

4komaobon

墓標

掌に乗せたキミの温かさに 緊張したのを僕は覚えてるWelcome
小さな体の中 もの凄い速さで鼓動を打つ心臓に
責任を感じたことも
そのまあるい目で僕を見上げ、唐突に駆け寄ってくるキミに
何度ヒヤリとさせられたことか
そこがテーブルの端っこでも、キミはまるでおかまいなしだ
小さなキミ
やわらかかったキミ
それが今は動かない

雨が降るたび元気のなくなるキミに 僕は何度心配させられたろう
薬を与える僕の指を その小さな手で押し戻して

キミの一生は、僕のそれのほんの一瞬
その一瞬のために僕と出会って キミは本当に幸せだったろうか?
寂しさで 僕はキミを虜にして
愛してるなんて 片腹痛いかも知れないね

キミの小さな骸(むくろ)は 箱に入れて植込みの中に隠したよ
夏草に覆われて もう誰の目にも晒されないから
ひとりきり 砂漠を自由に駆けまわる夢でも見ながら
ゆっくり おやすみ

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